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vol.142 壁面を上手に使って見せる収納を楽しもう

見せる収納を上手につくるコツ

ライフスタイルに合わせて住まいをおしゃれに演出したいなら、「見せる収納」はいかがでしょう?とはいえ、それは、ただモノを置きっぱなしにすることではありません。また、そのためのスペースが限られるというお宅もあるでしょう。
雑然とさせずに、センスよく見せる収納をつくるには、スペースの有効活用と「お気に入りポイント」の見せ方が大切。そこで、活用したいのが壁面です。
今回は、壁面を使った見せる収納づくりのアイデアをご紹介します。

大きなものは必ず固定を

サーフィンやスノーボードなどをしているなら、お気に入りのボードを壁のアクセントにしたいですね。特にデザインが気に入っているボードはリビングルームに飾るのもいいかもしれません。その際、ボードを飾る壁面を背景として他の3面とは色を変えてアクセントカラーウォールにすると、遊び心のあるインテリアを演出できます。
こうした大きいものの見せる収納では、地震対策のためにも、必ずスタンドやラックを設置して固定するようにします。ラックやスタンドを造作する場合は、収納するモノの大きさと重さを工事業者に伝えましょう。最近は、壁下地がなくても取り付けられたり、床と天井で支柱を固定するタイプの市販のラックのキットもありますが、こうしたものを使う場合は耐荷重を確認してください。

壁の厚さを利用したニッチとは?

ニッチは壁をくり抜いてつくる飾り棚のこと。耐力壁ではない間仕切り壁など、内部が空洞になっている壁の厚さを利用してつくります。こうした壁の条件に合えば、ニッチはどこにでもつくることができ、花や小物を飾れます。壁紙の貼り替えなどのリフォームのときに、リビングをはじめ玄関や廊下など殺風景に見える壁面のアクセントとして検討してはいかがでしょう?
ニッチを作る位置を決めるときには目線の高さを意識することが大事です。リビングでは座ったとき、玄関や廊下では立ったときの目線にあわせた場所につくると良いアクセントになります。

食器の収納は奥行きに注意

どのご家庭でも、キッチンにたくさんあるのが食器類。食器の出し入れしやすい収納にするためには、奥行きの寸法がポイントになります。
家庭でよく使われる食器で最も大きいものは洋食用のディナー皿ですが、その直径は25〜27cmほど。これに対し、市販されている食器棚の多くは奥行き45cm程度になっています。これでは奥行きが深すぎ、奥に向けて2列、3列と食器をしまうことになり、奥に置いた食器の出し入れが不便です。
したがって、食器棚を造作するのであれば、奥行きは外寸で30cmほどあればじゅうぶん。新しく購入するなら、この奥行き寸法を目安にしましょう。

ピクチャーレールってなに?

壁面にキズをつけずに、手軽に絵画やポスターをかけたり、お気に入りの帽子やアクセサリーを飾りたい場合は、ピクチャーレールがおすすめ。ピクチャーレールとは、フックやワイヤーのついた金具とセットになったカーテンレールのような装置です。ワイヤーの長さでたて方向、金具をスライドさせて横方向に、つるすモノの位置を変えられます。
ピクチャーレールは、もともとギャラリーなどで使われているものですが、近年は家庭でも取り付けやすいタイプが販売され、下地のない壁や金属面に設置できるものもあります。耐荷重の範囲で、レールに直接ハンガーをかけたり、小物トレイと組み合わせることもできます。アイデアとセンス次第で、いろんな場所に見せる収納をつくることができるので便利です。

コーナー担当:RESTA 統括責任者 神本哲史プロフィール

大学法学部在籍中に宅建を取得し、不動産をを中心としたオーナーの資産対策の実務を経験。その後、現場経験・営業経験をしながら、ファイナンシャルプランナー・二級建築士の資格を習得。大工の現場までやってみるほどの住宅・建築への思いは強い。その総合的な経験を活かし、お客様視点で住宅について分かりやすく解説します。あくまでもお客様の立場で書く内容に、社内スタッフは戦線恐々。