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vol.145 バリアフリーを考えた床材選び

バリアフリーは床材そのものも大事

自宅をリフォームすることになったら、この機会にバリアフリー化したいと考える人も多いのでは?また、障害のある家族に合わせてバリアフリーリフォームをされるお宅もあると思います。住まいのバリアフリー化の基本は床の段差をなくすことですが、床材選びも重要になります。
障害のある方やお年寄り、小さなお子さんにもやさしいのはもちろん、家族みんなにとって安全で快適な床材選びのヒントをお伝えします。

すべりにくい床材とは

バリアフリーの視点で床材を考えるとき、まず大きなポイントになるのがすべりにくさです。加えて、場所によっては、ほどよいクッション性や断熱性、そうじのしやすさも大事です。
住宅に広く普及しているフローリングは、床材としてはすべりやすい方ですが、すべり止め加工をされたタイプもあるので、そうしたものを選びましょう。既存のフローリングをワックスやコーティング剤ですべりにくくすることもできます。
フローリングと同じ木質系の床材では、すべりにくく、クッション性と断熱性も兼ね備えたコルクがおすすめです。また、クッションフロア(長尺シート)もバリアフリーの床に向いています。こちらはビニール製なので、水濡れに強く、そうじがしやすいのが特長です。クッション性や断熱性を考えるとカーペットにするのもいいですが、その場合は、毛足を短く刈り込んだ、遊び毛の少ないタイプにしましょう。

耐久性も大事

バリアフリーの床には高い耐久性も求められます。車いすや杖を使う場合、フローリング、コルク、クッションフロアは、表面仕上げの厚めのものを選びましょう。
屋内での車いすの移動が多いと、車輪のゴム跡が床につくことがあります。この跡は取れにくいものですが、床材の色を車いすの車輪の色に近いものにしておくと、ゴム跡が目立ちにくくなります。

実物サンプルでしっかり試そう

実際に床材を選ぶときは、30cm角以上の大きさの実物サンプルで確認しましょう。玄関のたたきなど土足で使う場所の床材は手持ちの靴の中でも最もすべりやすい靴をはいて、室内の床材は、はだし、靴下履き、スリッパや部屋履きといった日常生活に近い状態で試します。加えて、乾いた状態だけでなく、水に濡れた状態でのすべり具合も確認することが大切です。

床をバリアフリーにすると居室の出入り口など段差が極力なくなります。だからといってすべて同じ床材にする必要はありません。スペースの機能や目的によって床材の種類を変えましょう。
例えば、リビングはコルク、キッチンや水回りにはクッションフロア、寝室はカーペットなど、床に変化があれば内装デザインのメリハリにもなります。以上を参考にしてくださいね

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コーナー担当:RESTA 統括責任者 神本哲史プロフィール

大学法学部在籍中に宅建を取得し、不動産をを中心としたオーナーの資産対策の実務を経験。その後、現場経験・営業経験をしながら、ファイナンシャルプランナー・二級建築士の資格を習得。大工の現場までやってみるほどの住宅・建築への思いは強い。その総合的な経験を活かし、お客様視点で住宅について分かりやすく解説します。あくまでもお客様の立場で書く内容に、社内スタッフは戦線恐々。