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vol.128 あなたの家の屋根材は?代表的な屋根材の種類を知っておこう

屋根がいたんできたら

日ごろあまり意識しないかもしれませんが、屋根は雨風や直射日光から住まいを守ってくれる大切な部分です。屋根材によっては定期的に塗替えなどのメンテナンスを行いますが、下地まで劣化が進むと葺き替えが必要になります。屋根の葺き替えのときには違う種類の屋根材に変更することも可能です。
とはいえ、屋根の葺き替えは数十年に1度のこと。屋根材については、なじみのない方も多いでしょう。そこで、今回は住宅用の屋根材の種類と特徴についてお伝えします。

屋根材の種類を知ろう

現代の日本では、住宅の屋根材といえば、和瓦、スレート、金属のガルバリウム鋼板が一般的です。この3種類の屋根材について知っておきましょう。

・和瓦(わがわら)/耐用年数:50年 価格:高め
粘土を成型し高温で焼いたもので、陶器瓦とも呼ばれます。色は黒やいぶし銀、グレーなどが中心で、昔ながらの和風の住宅に多く使われています。耐久性が高く、塗替えのメンテナンスは不要ながら、10年ごとにズレや割れ、下地の劣化具合などの点検と補修が必要です。屋根材の中では最も重いですが、近年は軽量化し耐震性を高めた「防災瓦」も製造販売されています。

・人工スレート/耐用年数:15?30年 価格:リーズナブル
薄く平らな板状の屋根材。非常に高価で希少な天然石製と化粧スレートと呼ばれるセメントを原料にした人工のものがあります。一般住宅には人工スレートが使われ、現在ではスレートといえば人工スレートを指すことが多いです。人工スレートは色数が豊富で、洋風の住宅にマッチします。軽く耐震性にすぐれていますが、4?6年で点検、10年に1回程度塗替えメンテナンスが必要です。

・ガルバリウム鋼板/耐用年数: 40年 価格:比較的リーズナブル
金属でありながらサビや腐食に強いことから耐久性が高く、屋根材の中で最も軽量で耐震性に優れており、近年、金属の屋根材の主流になりつつあります。板状や和瓦、洋瓦など形状をフレキシブルに成型でき、色数も非常に豊富なので、さまざまな外観デザインに合わせて使用することが可能です。5?6年ごとにサビやキズなどを点検、10年ごとに塗替えが必要ですが、20年間メンテナンスフリーの製品もあります。

*以上の耐用年数とメンテナンス時期はあくまで目安で、立地環境や災害の有無などにより異なります。

最近では和瓦のデザインで軽量な屋根もあります。軽量ながら風雨に強い構造のため、台風と地震の両方に対して有効な商品となります。屋根材によって、耐用年数、メンテナンスの時期や頻度、価格が異なりますので、屋根材選びは価格とのバランスが大切です。加えて家の外観デザインにも大きく影響します。屋根リフォームは既存の状態により対策が変わってきます。屋根のメンテナンスが気になったらまずは専門家と相談を行うことをオススメします。

コーナー担当:RESTA 統括責任者 神本哲史プロフィール

大学法学部在籍中に宅建を取得し、不動産をを中心としたオーナーの資産対策の実務を経験。その後、現場経験・営業経験をしながら、ファイナンシャルプランナー・二級建築士の資格を習得。大工の現場までやってみるほどの住宅・建築への思いは強い。その総合的な経験を活かし、お客様視点で住宅について分かりやすく解説します。あくまでもお客様の立場で書く内容に、社内スタッフは戦線恐々。