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vol.141 キッチンの収納について考える

効率のよいキッチンと収納の関係

家の中でもキッチンは特にモノの多い場所。効率のよいキッチンにするためには、いろんなモノをわかりやすく収納できて、使いたいモノがすぐに取り出せることが大切です。つまり、効率のよい収納は、効率のよいキッチンの必須条件といえます。したがって、キッチンのリフォームのときには、収納についてもしっかりと計画しましょう。キッチンでの家事をスムーズにするために、モノによって、かくす、見せる(出しておく)、すぐに取り出せる収納を考えます。

ゴミ箱をすっきりとかくす

まず、キッチンで意外と大事なのがゴミ箱の置き場所です。いまは、ほぼすべての地域で「可燃」「不燃」「資源」など最低でも3〜4種類にゴミを分別することになっていますが、これらのゴミ箱を置くのにけっこうスペースが取られます。また、特にキッチンでは、ゴミ箱はあまり見せたくないものです。
キッチンで最もゴミが出やすい場所といえば、シンクまわり。そこで、ゴミ箱はシンク下に置けば便利ですし、目立つことなく足元もすっきりします。システムキッチンにはシンク下に底板をつけずにオープンにできるプランもあるので、そこに市販のゴミ箱を置きましょう。扉をつけることもできるので、そうすればゴミ箱を完全にかくせます。

キッチン家電はなるべくまとめる

見落としがちですが、キッチンには家電も多いもの。キッチン家電の収納・置き場所はコンセントの数や配置にも関係するので、できるだけ1カ所にまとめるのが効率的です。また、キッチン家電には、電子レンジや炊飯器のようにつねに出しておくものと、使うとき以外はしまっておくものがあります。リフォームの前には、日ごろからどの家電をどのように使っているのか、どこに置けば家事の効率が良くなるか考えましょう。
例えば、いつも使う電子レンジと炊飯器はキッチンカウンターか、またはその高さに置き、上下に他の家電を収納できるようにすれば便利です。その際、電子レンジ、炊飯器から出る熱や蒸気対策として、上部の棚の高さや奥行きに注意してください。あとあと、家電を買い足す場合に備えて、コンセントは多めに設置しておきましょう。

食器の収納は奥行きに注意

どのご家庭でも、キッチンにたくさんあるのが食器類。食器の出し入れしやすい収納にするためには、奥行きの寸法がポイントになります。
家庭でよく使われる食器で最も大きいものは洋食用のディナー皿ですが、その直径は25〜27cmほど。これに対し、市販されている食器棚の多くは奥行き45cm程度になっています。これでは奥行きが深すぎ、奥に向けて2列、3列と食器をしまうことになり、奥に置いた食器の出し入れが不便です。
したがって、食器棚を造作するのであれば、奥行きは外寸で30cmほどあればじゅうぶん。新しく購入するなら、この奥行き寸法を目安にしましょう。

コーナー担当:RESTA 統括責任者 神本哲史プロフィール

大学法学部在籍中に宅建を取得し、不動産をを中心としたオーナーの資産対策の実務を経験。その後、現場経験・営業経験をしながら、ファイナンシャルプランナー・二級建築士の資格を習得。大工の現場までやってみるほどの住宅・建築への思いは強い。その総合的な経験を活かし、お客様視点で住宅について分かりやすく解説します。あくまでもお客様の立場で書く内容に、社内スタッフは戦線恐々。