複数の配線(写真の右端)が床上を走り、見苦しいだけでなく足を引っ掛ける危険もあり、対策が必要であったため事務所の一角をOAフロア化しました。
まずは、框の位置決めのためOAフロアの仮並べを行います。 部屋を部分的にOA化しましたので、通常は玄関土間部分等に使う部材である框を見切りとして使用しております。 素材はアルミ製で、押し切り等でカットを行います。
玄関框として使用する場合にコの字に使うことを想定しているため框部材の端は、このように斜めにカットされています。 壁へ突きつける場合は、斜めの部分をカットして使用します。
振動ドリルで穴を開け、付属のビスで床に固定します。
框を固定後、アンダーレイシートを敷きます。
厚みは2ミリ程度でやわらかい素材で、床面に不陸がある 場合にそれを調整するためのものです。不陸がない場合 には必要ありません。
今回は、電話線やインターネット線などを工事中でもは ずせなかったため、部分的に作業を分けて機器をかわし ながら進めていきました。
次にOAフロアを施工するエリアにアンダーレイシートを敷きます。
スミノエのOAフロアはジョイントブロックタイプになっており、2m四方のピッチでジョイントブロックを置き、 そのブロックに4つのブロック足を入れることでお互いに連結し、面としての一体感が生まれます。
これがジョイントブロックです。足は簡単に入ります。
別売りになっていますので、平米数に対して必要な個数を数え購入します。平均としては、1㎡あたり5個が目安です。
ジョイントブロックとOAフロアの足にはかなり余裕がありますが、その設置方法で問題ありません。 ジョイントブロック自体が、OAフロアが大きく移動しないようにするための物になります。
框を固定後、アンダーレイシートを敷きます。
手ノコでも簡単にカットできるので柱型にも対応できます。
カットが面倒だという方には、別売りで充填ボーダーという商品があります。これは、ちょっとしたスペースなら、埋めるだけで完成です。
框に付属のすべり止めラバーを入れていきます。冬場ゴムが硬くなり入れにくい場合は、お湯にしばらくつけてやわらかくすると入れやすくなります。
お湯につけてやわらかくする。
きれいに納まりました。
OAフロアの施工はこれで完了です。
床のレベルが悪い場合等は少し時間がかかりますが、基本的には、どなたにもできる非常に簡単な作業です。 製品が樹脂製で軽くまた、25センチ角と非常にコンパクトなため施工性は抜群です。
使用部材
スミノエSEライト50・ジョイントブロック・SE框補助脚・アンダーレイシート
タイルカーペット用ボンドを塗っていきます。タイルカーペットは汚れた部分だけを張り替えることができるのが特徴です。 簡単にめくれるタイプのボンド「ピールアップボンド」を使用します。
完成です。
いかがでしょうか?この仕上がり。
この下に配線を埋めればすっきりオフィスの出来上がりです。 今回は、この後に電気工事がありましたのでタイルカーペットを張りましたが、タイルカーペットを引く前に配線工事を行うことももちろん可能です。